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お前はどこへ行ってしまったんだ? 今、どこにいるんだ? 一人なのか?それとも、デュカちゃんと一緒か? なんで何も言わずにいなくなっちまったんだ? なあ、 シン ――― -外伝『世界の終わりに』- 最近になって、世界の様々な場所で、異常なことが多く起きるようになった。 突然、地面に亀裂が入ったり、ビルや民家が倒壊する。 そのせいで、重傷を負う人や、あるいは命を失う人も出てきている。行方不明者も多い。 鳥の大群が空が見えなくなるほどに飛び回ったり、街から街への大移動を繰り返すねずみの大群も観測されている。 だがその異常な出来事は、全て原因不明。 それは日に日にひどくなっていき、人々はいわゆる、『世界の終わり』を予感するようになる。 怪しげなカルト集団が横行し、街での犯罪が何十倍にも増加した。 それでも、多くの人々は、毎日の生活をやめない。 ある者は神に祈り、ある者は命を失っていった人々を悼み、 そうしながらも、『普通』の生活を崩さない。 まるで終末への足音が聞こえていないかのようなフリをして。 あるいは、 それが、自分達にできる、世界を終わらせない唯一の術であるかのように。 ある街の、あるケーキ屋の主人もまた、普段通りの生活を送る。 だが、そこにはいるはずの息子が、いない。 妻が数年前に他界して以来、男手一つで育ててきた。 息子は、幼馴染である少女といつの間にか恋仲になっていた。 そんな成長が何故だか寂しくもあり、そして楽しみでもあった。 しかし、ある日、二人は急に姿を消し、連絡も付かなくなった。 警察に届けたが、思春期にありがちな、単なる幼い駆け落ちだろうということで、まともな捜索はしてもらえなかった。 いや、この時から既に起こり始めていた様々な異常な出来事の対応に追われ、警察は手が回らなかったのかもしれないが。 ケーキ屋の主人と、少女の両親は揃って、駆け落ちなどではないことを主張した。 親達は二人の恋愛をむしろ応援する立場であったし、彼らの恋路に障害など無いはずなのだから。 それでも。ケーキ屋の主人は少女の両親に頭を地に付けて謝った。 仮に本当に駆け落ちだとすれば、それは一般的に男側の責任であるべきだし、 そうでないにしても、息子が付いていながら彼女に何かあったのならば、それはやはり責任はこちらにある、そう考えたからだ。 だが両親は彼を責めることはしなかった。 駆け落ちだとしても、少女の幼いながらも強い想いを、両親は理解していたから、一方的に少年側に責任を押し付けるわけにはいかないし、 それ以上に、自分達と同じように大事な子供を失くしかけている彼を、責めることはできなかった。 そして、親達はただ願うのだった。 また二人がふらりと現れてくれることを。 生きている、という情報は無いが、死んだという情報も無いことが、唯一の救いであった。 そのわずかで儚い希望に、彼らは全ての祈りを捧げた。 なあシン、 一体お前はどこにいるんだ まさか死んだなんて言うんじゃねえぞ ちゃんと、デュカちゃんと一緒に帰って来い そうじゃなきゃ、俺はデュカちゃんの両親にも、死んだお前の母ちゃんにも、顔向けできねえ このところ色んな場所でおかしなことが起きてやがる お前達がいなくなったのもそのせいなのか? どうか どうか無事でいてくれ そうして今日も、主人はケーキを作る。 世界の終わりを前にして、 人々は、自分達の無力さを思い知る。 ただ悲しみ、嘆き、祈ることしかできない。 愛する人が命を失い行くのを、どうにもできないように。 ある男子高校生は、かつて告白して失恋した女子高生と、再び同じ校舎で授業を受ける日を待ち続け、祈り続けるだろう。 ある夫婦は、最近活動的になってきたと思った矢先に突然姿を消した娘の帰りを待ち続け、祈り続けるだろう。 牧場を営むある夫婦は、この春念願の大学に合格して上京した息子からの連絡を待ち続け、祈り続けるだろう。 ある病院の看護士や患者達は、だらしない性格でありながらも有能であったある医師が、再び姿を見せるのを待ち続け、祈り続けるだろう。 やんちゃな息子を持ったある夫婦は、ある日帰ってこなかったその息子の帰りを待ち続け、祈り続けるだろう。 ある高貴な家系の夫婦は、家出していった娘の帰りを待ち続け、祈り続けるだろう。 ある女性は、かつて共に激しい愛に身を委ねた男との再会を待ち続け、祈り続けるだろう。 世界中の至る所で、 人々は誰かを愛する。 愛する人が近くにいる者は、その人を胸に強く抱いて。 既に愛する人を失った者は、その死を悼み来世での逢瀬に望みをたくして。 愛する人のその行方さえもわからぬ者は、ただただ祈り、想いを馳せる。 そうして人々は、毎日を過ごし、今にも壊れてしまいそうな明日を迎える。 世界の終わりを突きつけられて、 それでも人々は誰かを愛し、今日を生きる。 ・第20話(最終話後編)「さあ、愛の賛歌を奏でよう」前編
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早朝 京太郎「………カピーが居なくなった。なんでだよカピー」 道中 霞「……死にそうな顔をしてるわよ、京君」 京太郎「えっ…霞さんか。そんなに酷い顔をしてますか?」 霞「ええ」 京太郎「カピーが何処かに行ったんです」 霞「カピーってペットの?」 京太郎「はい…」 霞「なら大丈夫よ」 京太郎「えっ?」 霞「あの方が京君を裏切ったりは絶対にしないわ」 京太郎「で、でも…」. 霞「シャキッとしなさい、須賀京太郎!私達と結納する男がそれ位で狼狽えてはダメ」 京太郎「…はい」 ギュ…霞に抱きしめられて 霞「良い子ね……大丈夫、大丈夫だから」 京太郎「すいません…」 霞「いいのよ。夫を支えるのも妻の役目だから」 女子決勝結果 一位 小瀬川白望 二位 エイスリン 三位 獅子原爽 四位 石戸霞 小瀬川白望と須賀京太郎はプロとのエキシビションマッチをします。 相手は小鍛冶健夜と戒能良子です。 女子個人優勝インタビュー アナウンサー「優勝おめでとうございます、小瀬川選手」 白望「ありがとうございます」 アナウンサー「ぶっちぎりの優勝でしたがどうでしたか?」 白望「…一歩間違ったら私が負けてた」 アナウンサー「えっ?」 白望「ぶっちぎりなんかじゃない…今回は運が良かっただけ」 アナウンサー「そうなんですか…辻垣内選手を破ってここまできた獅子原爽さんはどうでしたか?」 白望「強いと思う」 アナウンサー「プロとのエキシビションマッチについての意気込みをお願いします」 白望「私達が勝つ」 アナウンサー「私達?それはまさか…」 白望「そろそろダルいから…それじゃあ」 スタスタ アナウンサー「あっ!こ、小瀬川選手待ってください!」 京太郎「…シロに会いに行きたいが無理そうだな」 トントン… 「はい?」 後ろを向くと池田さんが居た。あれなんでこの人がここにいるんだろ? 「ちょっとだけ手伝って欲しい事があるんだし」 顔を下に向けたまま身体を震わしている…何か大変なコトが起きてるのか? 「俺で良かったら手伝うけど…」 「こっち」 池田さんが俺の手を握って急ぎ足で歩き出した。一体何が起こってるんだ? ーーーーー 「あの、こんな所に来てどうするんですか?」 倉庫室と書かれた部屋の前に池田さんは来ていた。 「中に用があるから」 池田さんはそう言ってドアを開けて電気のついていない部屋に入っていった 「待ってくださいよ」 俺も続いて中にはいる。部屋の中は暗くてなにもみえない。 バタン… 「えっ?」 ドアが閉まる。後ろを振り向くが真っ黒でなにも見えない。 ドン… 「っ…」 頭に強烈な痛みが走る…意識が徐々に薄れていく。 「大丈夫だし…」 池田さんがそう言って後ろから俺を抱きしめてくれたような気がした。 ーーーーーー 「あっ…気持ち良い」 嬌声に近い池田さんの声で目が覚めた…あれ目が見えない。それに足と手が縛られてる。下腹部に違和感がある。一定感覚で何かを打ち付けられている。 「池田さん?」 「な、なんだ…」 上擦った声で答えてくれる。 「一体何をしてるんですか?」 俺がそう言うと下腹部の違和感がキツくなった。キツく?あれてかこれってもしかして… 「華菜ちゃんの華菜ちゃんによる華菜ちゃんのための孕ませセックス」 セックス…まて、待ってくれ可笑しいだろ! 「な、何を…」 「な、何って…危険日ど真ん中の華菜ちゃんの中にもう五発も出してるのにそ…それは酷いにゃ…ほら…またこうやってビクビクしてるし…」 パンパンと音を大きく立てて池田さん…いや、池田がペースをあげている。やめてくれ、やめろよ! 「やめろよ、池田ァ!」 「嫌だし!華菜ちゃんをこんなにした責任を須賀は京太郎はとるべきだ!!それにもう華菜ちゃんは妊娠確定だし…ほら見てよ京太郎…こんなにも溢れてるんだよ?京太郎の精液で」 そう言って池田は腰を降り続ける。やばい、何かが込み上げてきている。 「ほら、またビューって出しなよ…華菜ちゃんのまんこに種付けしたいんだろ?」 「そんな事は…」 「あるよ…だってフェラで二回、淹れて五発も出したのにこんなにカチカチ…もう華菜ちゃんの中はこのチンポの形になっちゃってる」 「ならやめろよ!」 「嫌…言ったでしょ華菜ちゃんは我慢してきたんだ…だから今日は気が済むまで京太郎のチンポで気持ち良くなる」 「赤ん坊ができたらどうするんだ」 俺の言葉に池田さんの動きが止まる 「その時は私が育てる。京太郎にはかけない…そんな事よりも子宮が疼くんだ。もっともっと…ザーメンを寄越せって。三ヶ月だ…三ヶ月も待った。もうね…今の華菜ちゃんには京太郎のチンポさえ何もいらないんだ」 池田が身体を倒して俺の上に持たれかかってくる。 「だからさ京太郎…いや、ご主人…華菜ちゃんを抱いて欲しい…いや、抱いてください」 後日談 タレントA「今日の特集はあの伝説の麻雀選手須賀京太郎の素顔に迫りたいと思います」 タレントB「えっと…これって放送できる内容なのかな?」 タレントA「大丈夫です。飛ぶのはディレクターの首だけですから」 タレントB「は、はぁ…それにしても本人が亡くなって数年でこんな事を放送しなくても…」 タレントA「いや、私の祖母が言ってたんですよ。須賀京太郎に会った事があるけど別に世間で言われてるような人じゃなかったと」 タレントB「そうなんですか…まあ、彼が死んだ時に泣いた人の数からして悪い人では無いと思いますが」 タレントA「お嫁さん合計で30数人…一人は戸籍を絶対にいれないと言っていざ蓋を開けてみたら最初から戸籍を居れてたってツンデレ爺だから仕方ないですよ」 タレントB「ちょ、香ちゃんそれ以上言うと消されちゃうよ!」 タレントA「大丈夫、大丈夫…そうなったら須賀京太郎の孫の二代目すこやん事、須賀健夜プロに養ってもらうから」 タレントB「もう…私は香ちゃんを養える程のお金を稼いで無いよ」 タレントA「またまた…世界ランキング一位にしてグランドマスターの称号を持ってるすこやんがそんなわけないでしょ」 タレントB「私が一位になったのは偶々だよ。それより話がずれちゃってる」 タレントA「そうだった。もうすぐアラサーの須賀プロに話を変えられる所でした」 タレントB「まだ私は25だよ!」 タレントA「はいはい…とりあえず話を進めるとしましょう」 タレントB「流された!?」 タレントA「須賀京太郎の話の逸話は沢山ありますが…今日は唯一須賀の性を名乗る事のなかった池田華菜との話についてやっていきたいと思います」 タレントB「……ノーコメント」 タレントA「えー…って何時もならいう所ですが今日は内容が内容なのでそれは想定済みです。世間一般の認識では須賀京太郎と池田華菜との間に何があったかは発表されていません。ですが我々は一つの真相にたどり着きました」 タレントB「真相?」ゴゴゴゴ タレントA「…今回だけは圧力には屈しないよ、すこやん。須賀京太郎の最初の子供を産んだのは池田華菜です。彼女は17の時に当時は名門として有名だった風越女子を中退し、それからあの衝撃の会見までの十数年間消息をたっていました」 タレントA「その間に彼女はどうしていたかは知りません。ただ彼女の子供である池田京はこう語っています」 「母が犯した罪は父に葛藤と罪悪感しか残さなかった…それでも父は私を確かに愛してくれた」 タレントB「……」 タレントA「池田華菜が犯した罪についてはもう故人の過去を蒸し返すつもりはありません。私たちが今日、明らかにするのは須賀京太郎が池田華菜をどう想っていたかです」 タレントB「どう想ってたの?」 タレントA「結論から言うと彼は池田華菜を愛していました」 タレントB「…」 タレントA「年に一度、須賀京太郎は妻達や子供達に合わずに長野で一人で過ごすのが習慣でした」 タレントB「その時に会ってた?」 タレントA「その通り。これは信頼できる筋からの話だから間違いない」 タレントB「でもそれって池田華菜はずっと長野に居たの?」 タレントA「そうみたいね。須賀京太郎が住んでいた家に細々と暮らしていたらしいわ」 タレントB「…知らなかった」 タレントA「すこやんが知ってたらびっくりだよ。この事は須賀京太郎のお嫁さんと一部の人しか知らなかった事だから」 タレントB「…売女の事なんてどうでもいいよ」 タレントA「それがいけないんだよ、すこやん。須賀家の人間と世間は池田華菜の事を悪としか見ていない。須賀京太郎を強姦し、子供を勝手に生み、妹を見捨て、何も語らずに死んでいった。でもねそれはあくまで他人の視点なんだよすこやん」 タレントB「……」 タレントA「すこやんは何も知らないよね?」 タレントB「わ、私は…」 タレントA「一番苦しんだのはすこやん達じゃないんだよ。本人達が苦しんだ。一年しか会えない事に池田華菜は泣いていた。須賀京太郎は自分達のせいで不幸になった娘に最後まで後悔の念をもっていた。すこやんにその気持ちはわからないよね?」 タレントB「それはあの人が…」 タレントA「だからそれがエゴなんだよ。これがあの須賀京太郎の関わった事じゃなかったらこんな事態にはならなかった。その証拠にすこやん達は真相を聞かされなかった…誰が悪いじゃないんだ。間が悪かっただけだよ」 タレントB「…」 タレントA「紐解いていくよ。今日はその為にきてもらったんだから。すこやん達が知らない人生を」 プツン… 華菜「これなんだし…」 京太郎「俺と華菜の関係を世間にバラした時の反響の結果」 華菜「……………お世話になります」 健夜「うん、これからは華菜ちゃんには色々な事を覚えてもらうからね」ゴゴゴゴ 良子「イエス。京太郎を襲ったんです…覚悟してください。デスッた方がましだと思わせますんで」ゴゴゴゴ 華菜「…華菜ちゃん…死ぬかもしれない」 京太郎「大丈夫ですよ、人は死にませんから」 カン!! 夕方 京太郎「……気がついたら寝てた。何があったんだ?」 会場内 小蒔「京太郎様」 京太郎「あっ、姫様こんにちわ」 小蒔「あ、明後日は頑張ってください」 京太郎「はい…まあ、義姉さん達が相手なんで全力でいきます」ゴゴゴゴ… 小蒔「京太郎様なら大丈夫です」 京太郎「姫様達が応援してくれるなら百人力ですからね」 小蒔「そ、そうです!」 京太郎(姫様と会話してると和む) 小蒔「そ、それに霞ちゃんが言ってましたから」小声 京太郎「何を言ってたんですか?」 小蒔「えっ、あの…迎えにきてくれるって言ってました」 京太郎「あぅ…あの、ひ、姫様はいいんですか?」 小蒔「私は…その構いません。また皆で暮らせたらそれでいいんです」 京太郎「…」 小蒔「時間はやり直せません…関係も元には戻りません」 小蒔「ですが、私達は前に進めますから」 京太郎「…あと少しだけ待っていってください」 小蒔「はい。9年待ちましたから…また迎えにきてください」 京太郎「わかりました。あの場所で待っていてください」 小蒔「あそこですね…」 京太郎「ええ」 小蒔.京太郎「秘密の場所で」 夜 コンコン 京太郎「はい、開いてますよ」 ガチャ… 白望「疲れた…」 京太郎「シロか?なんで部屋の番号が解った?」 白望「これが部屋に届いた…」カードを見せて 京太郎「…なんだそれ?」 白望「招待状」 京太郎「招待状?誰からの」 白望「カピーから」 京太郎「えっ?」 白望「明日の墓参りについていって良いって」 京太郎「……」 白望「…墓参りって何?」 京太郎「はぁ…姿を消してもお節介なんだなカピー。墓参りは墓参りだ。知ってるだろ、シロ…須賀大社には俺の両親の墓があるんだ」 白望「知らなかった…」 京太郎「言ってなかったからな」 白望「そこに行くの?」 京太郎「ああ…ケジメが必要だからな」 白望「怖いの?」 京太郎「…怖い。正直、あそこには行きたくない」 白望「それなら…」 京太郎「ダメだ。前に進むって決めたから」 白望「……」 スタスタ…ギュ… 京太郎「シロ?」 白望「やっと辿り着いた…」 京太郎「なにがだ?」 白望「なんでもない…明日、ついて行くから」 京太郎「それは構わないが…」 白望「ならいい。私は京太郎と居るって決めたから」 京太郎「…そうか」 白望「うん」 白望(これが…足りなかったピース) 就寝前 京太郎「なあ…シロなんで帰らないんだ?」 白望「ダルい…」ベッドでゴロゴロしていて 京太郎「まてまて、あれだぞ北海道の時とは違うんだぞ?」 白望「大丈夫…着替えはあるから」 京太郎「えっ?」 白望「胡桃も買収済み…」 京太郎「…まさか泊まるつもりじゃないよな?」 白望「その通り」 京太郎「………襲うぞ」 白望「できるなら…寧ろ歓迎する」 京太郎「…畜生、シロが肉食系女子だった」 白望「シャワー浴びてくるから…覗いてもいいよ」 京太郎「普通そこは逆だろ!」 白望「真っ赤…京太郎は初心だね」 京太郎「…もう寝るからな」 白望「おやすみ」 京太郎「ああ、おやすみ…全くシロは」ぶつぶつ 早朝 夜 コンコン 京太郎「はい、開いてますよ」 ガチャ… 白望「疲れた…」 京太郎「シロか?なんで部屋の番号が解った?」 白望「これが部屋に届いた…」カードを見せて 京太郎「…なんだそれ?」 白望「招待状」 京太郎「招待状?誰からの」 白望「カピーから」 京太郎「えっ?」 白望「明日の墓参りについていって良いって」 京太郎「……」 白望「…墓参りって何?」 京太郎「はぁ…姿を消してもお節介なんだなカピー。墓参りは墓参りだ。須賀大社には俺の両親の墓があるんだ」 白望「知らなかった…」 京太郎「言ってなかったからな」 白望「そこに行くの?」 京太郎「ああ…ケジメが必要だからな」 白望「怖いの?」 京太郎「…怖い。正直、あそこには行きたくない」 白望「それなら…」 京太郎「ダメだ。前に進むって決めたから」 白望「……」 スタスタ…ギュ… 京太郎「シロ?」 白望「やっと辿り着いた…」 京太郎「なにがだ?」 白望「なんでもない…明日、ついて行くから」 京太郎「それは構わないが…」 白望「ならいい。私は京太郎と居るって決めたから」 京太郎「…そうか」 白望「うん」 京太郎「……起きたくねぇ」 白望「おはよう」 京太郎「ああ、おはよう…えっ、起きてたのか?」 白望「うん…さっき起きた」 京太郎「なら二度寝を…」 白望「ダメだよ。決めたんでしょ」 京太郎「…はい、そうです」 白望「シャワー浴びてくるから…起きとくんだよ」 京太郎「はい」 スタスタ… 京太郎「はぁ…いつからシロとの立場が逆転したんだろ」ノソノソとベッドから出て 京太郎「……よし、準備するか」 10分後 白望「シャワー空いたよ」下着姿 京太郎「し、シロ!その姿はダメだろ!」 白望「…裸の方が良かった?」 京太郎「そういうことじゃなくて…ああもう、シロの馬鹿野郎」 スタスタ 白望「京太郎の前だけだよ」ボソ 白望「お墓参りか…記憶の中に無いって事は何かがあるのかな?」 白望「ダルいけど…少し嬉しいな」 昼1. 須賀大社 「……」 いざ着いてみると怖いよりも懐かしさが込み上げてきた。昔の思い出などほとんど覚えていないのに。 「ここ裏口だよ?」 白のワンピースを着たシロが俺にそう聞いてきた。正面から入らない事に疑問を抱いたのかな。 「ここでいいんだ…」 そう言ってシロの左手を少し強く握りながら目を瞑り鳥居をくぐる。右手にもつ花の重さに逃げ出したくなる。 「……」 ゆっくりと目を開けると目の前には鳥居は無く、後ろに存在していた。 「帰ってきたのか」 口から零れる。一歩踏み出せばもう進むしかない。 「京太郎?」 「ついて来てくれてありがとうな、シロ」 手を引きながら記憶を辿って歩いて行く。一歩踏み込む度に、涙がでるのをぐっと堪えた。 母と手を繋いで歩いた道 父の背中を追い走った道 その道をシロと二人で歩く。 「ここだ」 母屋があったその場所に小さなお墓があった。握る手が強くなる。ああ… 本当に両親は死んでしまっていたのか。 「……ここに母屋があったんだ」 気がついたらそう言っていた。 誰に向けられた言葉なのかは解らない…隣にいる白望に言っているのか自分に言い聞かしているのか…ただ言葉がでていく。 「俺とお母さんとお父さんと三人で暮らしてた…本当に幸せだった」 自分の中で止まっていた時がゆっくりと動き出す。頬を伝う涙が潤滑油になり時計の針は時を刻む。 「此処に来たくなかった。そうしたらいつの日か父さん達が迎えに来てくれる気がしたから。心の何処かで望んでいたんだ…父さん達が生きているって」 「……」 ありえない夢物語を信じていた。義姉さん達がどれだけ言っても俺は此処に来なかった。義姉さん達はトラウマのせいだと思っていたがそんな理由では無い。 事実を認めたく無かっただけ 来たら認めしかない 両親は自分のせいで死んで逝った事実を 「そんな事はありえないのにな。目の前で死んだのにそれを認めなかったんだ…親不孝だろ」 墓の前に歩いて行く。 墓石に刻まれた文字を見る。 俺はやっと帰ってきたようだ。 「ただいま」 その言葉と共に俺は泣き崩れた 「……」 彼が泣いていた。恥も外見も捨て、私が居る事も忘れて泣いていた。 私はこの彼を知らない。 彼がこんな事をしていたなんて知らなかった…いや、解っていたつもりで私は彼の事を何も知らなかった 娘に両親の事を聞かれても彼は笑っていた 娘が事実を知っても彼は笑って娘を許してた 私はそれで彼が納得したんだと思っていた。 だって彼は笑っていたんだから。 なのに目の前の彼は泣いている。 いつもの笑顔じゃなくて いつもの強い姿ではなくて 私の知っていた京太郎はそこには居なかった 目の前に居たのは一人で泣く事もできない本当の彼 「ごめん…」 手を彼に伸ばしても彼はその手をとってくれない。とれるはずもない…彼は泣いているんだから。 「ごめん、京太郎」 彼の姿が歪んで見える。辛かったはずなのに私は私の事だけを考えていた。 「本当にごめんなさい」 鉛みたいな足を動かして彼に近づく。近くに居た筈の彼が何よりも遠い。 「京太郎…!」 彼を背中から抱きしめる。護ってくれていた背中はこんなに小さかった…支える。支えないといけない 「京太郎」 私が京太郎を支るんだ 京太郎「みっともない所を見せたな…ごめん」 白望「いいよ…私もごめんね」 京太郎「なんでシロが謝るんだよ」 白望「白望」 京太郎「えっ?」 白望「シロじゃなくて白望って呼んで」 京太郎「どうしたんだ急に」 白望「…秘密」 京太郎「…白望」 白望「うん…京太郎」 京太郎「…恥ずかしいぞ」 白望「気のせい…それよりはやくお花を供えないと」 京太郎「…そうだな」 スッ… 京太郎「……」手を合わせて 白望「……」手を合わせて 一分後 京太郎「…ふぅ」 白望「……」 京太郎「行こうか」 白望「うん」 ギュ…手を握り 京太郎「なあ白望…」 白望「駄目…皆に言わないといけない」 京太郎「やっぱりそう思うか」 白望「うん」 京太郎「……義姉さんに勝った後だな」 白望「京太郎がそれでいいなら私は何も言わない」 スタスタ…鳥居まで来ていて 京太郎「…」振り返って 白望「…」京太郎を見ている 京太郎「………」何かを呟く スタスタ…鳥居をくぐって ??「強く生きなさい」 京太郎「えっ?」 白望「どうかしたの?」 京太郎「…いや、なんでもない。それより昼ご飯だ」 白望「……そうだね」 京太郎(ありがとう母さん) 夜1. 京太郎「……明日か」 最終決戦 義姉との決戦 京太郎「……よろしくお願いします」 白望「よろしくお願いします」 健夜「こっちこそよろしく」 良子「よろしくです」 健夜「……」京太郎をみていて 京太郎「どうかしたんですか?」 健夜「…なんか一皮剥けたね」 京太郎「なんで今、そんな事を言うんだよ」 健夜「良子ちゃんもそう思わない?」 良子「イエス…少し気に入りませんね」 健夜「そうだね…本気でいこうか」ゴゴゴゴゴ 京太郎「理不尽だな…」ゴゴゴゴゴ 京太郎ロン 良子「私が親ですね…最初から全力でいきますよ」 逢魔が時発動! 京太郎(義姉さん達は本気だ…でも勝つのは俺達だ) 複製者と添い遂げた者発動! 白望「私達に負けはない」 京太郎「そうだな、白望」 良子(能力を見極めさせてもらいます、京太郎!) ソロモンの渇望発動! 良子(ファック…私達が知らない内にどれだけの女と寝たんですか京太郎)ゴゴゴゴゴゴ 京太郎「っ!はやく和了しよう…命が危ない」 最善を引き当てる者発動! 氷神と添い遂げた者発動! 白望(……私をコピーしたのかな?) 健夜(ああ、あれは不味いかも) 京太郎(槍も弓も良子義姉さんか健夜義姉さんの能力で使えない…それでも、俺が勝つ!) 良子「立直」 コトン… 京太郎「ロン!」 良子「えっ?」 京太郎「国士無双、32000だ」 京太郎 57000 白望 25000 健夜 25000 良子 -7000 須賀京太郎が勝ちました。 卒業式 宮守校長「33 須賀京太郎!」 京太郎「はい!」 スタスタ… 宮守校長「卒業証書…」 保護者席 健夜「…京君があんな立派になるなんてね」ボロ泣き 良子「だ、駄目ですよ…ま、まだ、終わってないんですから」ボロ泣き 胡桃「うわぁ…お姉さん達ボロ泣きしてる」 豊音「し、仕方ないよ…私だって嬉しいもん」ボロ泣き 塞「はいはい、迷惑になるからって私達だけ出席したんだから落ち着いて」ハンカチを渡して エイスリン「それにしても京太郎…かっこ良くなったね」 白望「元からかっこいい」 エイスリン「それもそうだね」 トシ「あんた達全員トッププロや大学生なんだから静かになさい」ゴゴゴゴゴゴ 一同「は、はい」 ーーーーーーーーー 麻雀部部室 京太郎「ふぅ…」 コンコン… 京太郎「開いてますよ」 ガチャ… 白望「卒業おめでとう」 京太郎「ありがとう…なんかこの三年間がすごくはやかった」 白望「男子個人三連覇+エキシビションマッチ三連覇したらそうなる」 京太郎「今年のマッチ相手が白望だった時は焦ったがな」 白望「こっちもマホが宮守に行くと思ってなかったから…」 京太郎「そうだな…マホのコピー能力はやばいからな」 白望「うん…数が増え続けてる」 京太郎「マホ自身もプロ並に打てるからな…敵にはしたくないしな」 白望「うん…京太郎、カピーは?」 京太郎「…まだ帰ってきてない。そのうち帰ってくる気がするんだがな」 白望「……」 京太郎「これから大変な事になるからカピーの事で止まってはいられない」 白望「37人との結婚式…」 京太郎「あ、改めて数を言われると罪悪感が湧くな」 白望「ならやめればいい」 京太郎「それは無い」 白望「ヒモになるの?」 京太郎「うっ…ひ、ヒモじゃないぞ家事洗濯をだな」 白望「一部を除いて全員できる」 京太郎「正直に話すと麻雀プロでタイトルとかとりたい…でもな、生まれてくる子供達の事を考えたら俺は家にいるべきなんだと思う」 白望「…」 京太郎「お母さんがたくさん居てお父さんが一人…絶対に問題も起こる。その時に知らないままで子供が背負う事だけは避けたいんだ」 白望「京太郎らしいね」 京太郎「そうか?親として当たり前だろ…たぶん」 白望「…京太郎らしいよ。皆が待ってるからはやく来てね」 京太郎「ああ、すぐ行くよ」 バタン… 京太郎「ふぅ…明日から大変だな」 ??「パカパカ(自分で選んだ道なのだろ」 京太郎「そうだな…再来年には10人のお父さんだからな」 ??「パカパカ(ペースを考えろ。そのペースだと10年経つ頃には100人にはなるぞ」 京太郎「そ、そうだな…」 ??「パカパカ(私はまだ主には必要か?」 京太郎「当たり前だろ、カピー」 カピー「パカパカ(そうか」 京太郎「約束、まだ果たしてないだろ」 カピー「パカパカ(……そうだな」 京太郎「なら側にいてくれ」 カピー「パカパカ(……幸せか京太郎?」 京太郎「幸せだよ、**」 カピー「パカパカ(……その名で呼ぶな馬鹿息子が」 京太郎「……久しぶりにそう言われたな」 カピー「パカパカ(馬鹿は馬鹿だからな」 京太郎「それじゃあ行こうか」 カピー「パカパカ(抱っこしろ、抱っこ」 京太郎「はいはい…」 ギュ… カピー「パカパカ(朱に交われば赤くなるか…義姉達に似てきたな。」 京太郎「義姉さん達がどうしたんだ?」 カピー「パカパカ(なんでもない、はやくいくぞ」 京太郎「ちょっ、カピー!!」 T R U E E N D 後日談 小瀬川白望 高校卒業後、プロ入り。新人王等のタイトルをとる。二つ名は岩手の大魔王 鹿倉胡桃 高校卒業後、プロ入り。当初は期待されていなかったが小瀬川と渡り合う打ち手と判明するや否や世間に注文を浴びる。 辻垣内智葉 高校卒業後、大学に進学。当初はプロ入りが囁かれていたが本人が希望した為に東京大学に入学。インカレでその実力を発揮した。 ハオ慧宇 二年の時に女子個人優勝。三年も確実と言われていたが夢乃マホに敗れる。京太郎が大学進学を希望した事によりプロ入りを取り消し、京太郎と同じ大学に進学する。 獅子原爽 高校卒業後、大学に進学。プロ入りをすると思われていたが子供達の為にも学歴がいると判断して辻垣内と同じく東京大学に進学。インカレでは覇龍の二つ名で呼ばれていた。現在は法律の勉強をしている 松実宥 高校卒業後、松実旅館を継ぐ為に女将修行を始める。大学進学を周りに勧められるが妹の玄の事も考えて上記の事になった。 月に一度岩手に出現しているのを確認されているが真偽は確かめられていない。 小鍛冶健夜 須賀京太郎が高校一年の夏に告白するとそれを糧に世界タイトルを連覇していく。現在の目標は京太郎の赤ちゃんを身ごもり、育休をとること。 戒能良子 義姉の小鍛冶健夜と同じく世界タイトルに挑戦する。日本人の麻雀は狂っていると言われたのはこの義姉妹のせい。 姉帯豊音 高校卒業後、大学に進学。麻雀プロになろうかと考えたが保母さんになる事を決意。大学の勉強をしながらちゃっかり京太郎に家事洗濯を習っていたりする。インカレで暴れている。 エイスリン 高校卒業後、大学に芸術大学に進学。絵の才能とその筆から描かれる絵はダヴィンチの再来と言われた。 臼沢塞 高校卒業後、大学に進学。豊音と同じ教育学部に進学し、小学生の先生を目指している。 佐々野いちご トップアイドルを目指して世界に進出中。須賀京太郎が高校一年の時の冬に家に突撃し、別名血のクリスマスの切っ掛けを作る。 夢乃マホ 長野に帰るも宮守高校に入学する。宮永照、小瀬川白望の再来と言われる程に圧倒的な麻雀でインハイに旋風を起こす。腹黒キャラになりつつある。 末原恭子 高校卒業後、大学に進学。凡人の一手と呼ばれる書籍を発表し、ベストセラーになる。須賀京太郎の事を公私問わずにご主人様と呼ぶ為、後に大スキャンダルになる。 荒川憩 高校卒業後、大学に進学。医学部に進学し、医者の道を目指す。本人は須賀京太郎の計画を知っている為に目指している。後のドクターKは彼女のこと。 松実玄 高校卒業後、大学に進学。 経営学を学び、姉の助けになる為に努力している。インカレの三龍の一角。 瑞原はやり 28で芸能界を引退し、麻雀プロも引退して臨海のコーチになる。その理由は語られていないが裏取り引きがあったと言われている。 竹井久 高校卒業後、大学に進学。高校での功績から特待生で某有名私大に推薦入学。インカレでの打ち方とその容姿から悪女の二つ名が付けられる。 園城寺怜 高校卒業後、大学に進学。須賀京太郎との蟠りを無くし、将来の事を考えた時に自身の能力を活かした仕事をする為に経済学を学んでいる。ネリーとは悪友。 石戸霞 高校卒業後、鹿児島総本山神代の補佐になる。神代小蒔の補佐としてその手腕を活かす。仏の姫と鬼の霞と言われている。 天江衣 高校卒業後、大学に進学。須賀京太郎のアプローチに一番真剣に応えた人物。両親の後を継ぐ為に古典文学の研究者を目指している。 雀明華 高校卒業後、フランスに帰国。フランスのタイトルを全てとり須賀京太郎が20になると同時に日本で挙式をあげる。 江口セーラ 高校卒業後、麻雀プロになる。関西の期待のホープと呼ばれている。 ネリー 高校卒業後、大学に進学。臨海系列の株を買い占め、大学卒業後に理事長に就任。数年後に白糸台を蹴落として関東最強は臨海と呼ばれるまでにする。 東横桃子 高校卒業後、大学に進学。心理学を学び、カウンセラーの道を歩んでいる。 原村和 高校卒業後、大学に進学。父の仕事を継ぐ為に弁護士になる為に法学部に入学する。須賀京太郎が父親と一番揉めたのは和の父親であった。 国広一 高校卒業後、大学に進学。龍門渕透華の付き人をしながら国際学部に入学する。須賀京太郎が龍門渕家に天江衣をくださいと言いに来た時の龍門渕透華の行動にボロ泣きした。 福路美穂子 高校卒業後、大学に進学。岩手の大学に進学し、姉帯豊音と 親友になる。ただし二人揃って電子機器が苦手な為にいつも須賀京太郎に教えてもらっていた。 愛宕洋榎 高校卒業後、大学に進学。母の背中に憧れて居た事もあり高校の教員免許を取る為に勉強する。 愛宕絹恵 高校卒業後、大学に進学。姉の背中を追う事をやめ、自分の道を探し始める。園城寺怜と出逢い、活路を見い出す。 神代小蒔 高校卒業後、鹿児島総本山神代のトップにたつ。色々な人に支えられながら迎えの時を待っている。 狩宿巴 高校卒業後、大学に進学。東京大学に進学し、経済学を学んでいる。大学を卒業したら鹿児島に戻り地域発展に貢献するつもりでいる。 薄墨初美 高校卒業後、神代小蒔の補佐になる。神社の巫女をしながら色々な事を画策している。 滝見春 高校卒業後、神代小蒔の補佐になる。戒能良子からはプロになる事を勧められたがそれよりも地に足のついた生き方を選んだ。 宮永咲 高校卒業後、大学に進学。文学部に進学し、インカレでは長野の魔王と呼ばれている。須賀京太郎の幼馴染にして、須賀京太郎と一番距離があった存在。 妹尾佳織 高校卒業後、大学に進学。センターを剛運で満点をとり、姉帯豊音達がいる大学に進学。将来の夢は保母さん 三尋木咏 須賀京太郎に勝ったら結婚する賭け麻雀をして36連敗中。義姉二人にも同じ数だけ負けている。 清水谷竜華 高校卒業後、大学に進学。親友の園城寺怜の世話をしながら教員免許の勉強をしている。インカレでは巨龍と呼ばれている 後日談 最年少と最年長 マホ「す、凄いですはやりさん!」 はやり「これ位できて当たり前だよ☆」 マホ「マホまだこんなにもお料理できませんから凄いです!」 はやり「もうマホちゃんたら…でもあれだよ、いつかはマホちゃんもお料理できるようにならないとね☆」 マホ「はい!京お兄ちゃんの為に料理を作りたいです!」 はやり「そうだね☆マホちゃんは料理の才能があるから大丈夫だよ☆」 マホ「ほ、本当ですか!」 はやり「本当だよ☆」 マホ「マホ頑張ります!!」 はやり「その調子だよ☆!」 ーーーー 白望「親子みたい…」 京太郎「いいか白望、絶対にそれをはやりさんの前で言うなよ…殺されるぞ」 白望「解ってる」 はやり(後で二人ともお仕置きかな☆?) 後日談 智葉「今日は勝たしてもらうからなシロ」 白望「智葉でもそれは無理…勝って私が今日の晩御飯を決める」 爽「シロ、それはおかしいよ。一応、今からタイトル戦をするんだから」 慧宇「そうです。勝って今日の晩御飯を作ってもらおうなんて図々しいですよ」 白望「ハオは勝ったら抱いてもらうつもりだよね?」 智葉「ほぅ…」 爽「へぇ…」 慧宇「な、何言ってるんですか!そんな事あるわけないでしょ!」 白望「…顔真っ赤だよ」 慧宇「今日こそはその顔を顰めてさしあげます」ピキピキ 爽「私はハオの方が気になる」ゴゴゴゴゴ 智葉「同じく。少し盛った奴にはお灸を据えてやろう」ゴゴゴゴゴ 慧宇「計りましたね、シロ!」 白望「ダルい…今日の晩御飯はおでんがいいな」ボソ… 慧宇「シロー!」 爽「抜け駆けは駄目だと思う」ガシ 智葉「久しぶりに先輩として指導してやらないとな」ガシ 爽、智葉「覚悟してね(しろ)、ハオ」 慧宇「…ぜ、全部倒して私がご主人様とイチャイチャするんだ!」 カン! 後日談 ネリー「久しぶり、京太郎」 京太郎「そうだな。調子はどうなんだ?」 ネリー「少し疲れた。はやりさんが手伝ってくれるから大分とマシになったけど学校の経営って大変なんだよ?」 京太郎「それは仕方ない事だ。俺だって家で子供の世話をしてるけど毎日が嵐みたいだからな」 ネリー「そうだね…でも、可愛いから頑張れる」 京太郎「だな。俺の子供なんだなと思うと幸せだからな…」 ネリー「顔が緩んでる。そうなるのが京太郎のいいところだけど。それよりも今日は久しぶりのデートなんだから期待してる」 京太郎「任せろ。初デートに行ったグルジア料理の店を予約してあるからそこでディナーだな」 ネリー「もう、またあそこにしたの?」 京太郎「当たり前だろ。あそこは俺とネリーの思い出の場所なんだから。記念日のデートはあそこだ」 ネリー「もうすぐお互い30になるのに?」 京太郎「肉体が衰えても記憶は鮮明だからな」 ネリー「……もう、反則だよ京太郎」 京太郎「何がだ?」 ネリー「なんでもない。それよりも早く行こう」 ギュ…手を握り 京太郎「おう」 スタスタ… ネリー「ねぇ、京太郎」 京太郎「なんだ?」 ネリー「私さ…今日が一番危険な日なんだ」 京太郎「…」 ネリー「二人目が欲しいかなって…」 京太郎「……ホテルの予約もしてある」 ネリー「えっ?」 京太郎「帝都ホテルの最上階だ」 ネリー「……考える事は一緒みたいだね」 京太郎「そうみたいだな」 ネリー「愛してるよ、京太郎」 京太郎「俺の方こそ、愛してるぞネリー」 カン! 後日談 カピー「パカパカ(気がついたら大阪だと…」 洋榎「あれは……面白そうやな」 スタスタ…近づいていき カピー「パカパカ(なんだ?」 ガシ… 洋榎「うわ、ふさふさやな…とりあえず恭子にでも見せたろ」 カピー「パカパカ(離せ、小娘何をするつもりだ!」 洋榎「暴れたあかんて、たこ焼き食べさしたるから」 カピー「パカパカ(…本当か?」 洋榎「大人しくなった…あんた言葉が解るんか?」 カピー「パカパカ(当たり前だ」 洋榎「解るみたいやな…可愛いしはやく皆に見せたろ!」 スタスタ… ーーーーーーー 恭子「それでカピバラを拾ってきたんですか?」 洋榎「そうです」正座 恭子「飼い主が探してたらどうするんですか」 洋榎「そ、それは…」 絹恵「うわぁ…めっちゃ可愛い…」 漫「そうやね…甘いもの好きなんかな?」 カピー「パカパカ(菓子をくれるのはいいが私に触るな」ポリポリ 由子「カピバラは雑食なのよー」 恭子「適当な事を言わない!」 洋榎(足が痺れてきた…) 恭子「だいたい主将は」 洋榎(あかん、これ説教パターンや!) 絹恵「それにしても可愛いな」なでなで カピー「パカパカ(当たり前だ!」ポリポリ 漫「ポッキーもあるで」 カピー「パカパカ(痛い、ポッキーで突つくな」 由子「カピーはかわいいよー」 カピー「パカパカ(えっ?なぜお前が私の名前を知っている?」 由子「私は忘れなかっただけよー」 絹恵「何言うてるん?」 由子「秘密や」 漫「ああ、可愛いなホンマに」なでなで カン! 後日談 大沼「ぬるいな」 世界プロA「なにをいってるんだい、Mr大沼」 大沼「ぬるいと言っておるんじゃ…当たり前の麻雀、当たり前の捨て牌…世界とはこれ程つまらないものだったんじゃな」 世界プロB「不謹慎だな。最下位のお前が言っていい言葉じゃない」 世界プロC「そうです、貴方は残り3000しかないじゃないですか」 大沼「…だからぬるいと言ったんじゃよ」ゴッ… ざわ…ざわ… 大沼「わしがこれまでアガらなかったのは布石。最後の最期に和了する為のな」 世界プロA「な、何を言っている」 大沼「チリ一つすら残さない…ツモ」 バタバタ…牌が倒れていく 世界プロB「ありえない!」 大沼「四暗刻単騎、大四喜、字一色…五倍役満は八万オールじゃ」 世界プロC「……」あぜんとしていて 大沼「つまらん…実につまらない」 大沼「須賀…はやくプロにこい」 後日談 「なあ…結局儂だけが生き残った」 住み慣れた部屋で老人は隣に座る少女に尋ねた。 「…100歳まで生きた。寧ろ生きすぎだ」 見た目とは似つかない口調で少女は老人の問いに応える。 「100歳か…随分と長く生きたな」 「…そうだな」 何気ない会話をしながら二人の間にはゆっくりと時間がせまってきていた。 「色々な事があった…子供が産まれて…気がついたら孫が居て…一人、また一人と儂をおいて逝った」 老人は懐かしみながら昔を振り返る。 18歳の時に結婚して 19で子供が産まれて そこから先の人生は幸福だった。 風当たりは確かに強かった。 だが年が過ぎる度に家族が増えた。 いざこざや喧嘩もあった。だが最期には皆が笑っていた。 そして別れの時がやってくる。 「ごめんね、京君」 義姉達は最期まで泣いていた。 「……先に逝って待ってます」 初恋の人はそう言って笑ってくれた。 「…天国があるならまた暮らせますね」 最期までオカルトを信じなかった天使は最期にそう呟いた。 「先に逝く。一番遅れてこい」 最期まで気高い彼女が流した涙を俺は見た。 36人。 愛した家族が天国に旅立っていく。子供達もその後をおっていく。 一人なら辛かった。 一人なら泣いた。 一人なら死んだかもしれない。 でも側には彼女が居た。 「大丈夫…私が居る」 それが彼女の口癖。 誰かが逝く度に手を握り彼女はそう呟いた。 それでも…その彼女が逝く時がくる。 「……また逢おう」 彼女はそう言って永遠の眠りについた。その目が覚める事は無い。 「…逝くのか?」 少女が手を握ってくれる。出会って95年…一番長い付き合いだ。 「ああ…ありがとうな」 名前が出ない。この少女の名前が。 「馬鹿者…また会えるだろう」 手に水滴が落ちてくる。 「そうだな…またな…**」 ゆっくりと瞳を閉じる。静かな闇が訪れる。 そこには最愛の人達が居るのだろうか?居ないのなら…それでもいい。探すだけだけなのだから。 後日談 久「ここが京太郎の新しい家ね」 優希「相変わらずデカイ家だじぇ」 咲「ここが新しい京ちゃんの家」 まこ「のぉ…なんでわしらここにおるんじゃ?」 和「私にもわかりません」 久「さぁ、行くわよ」 ピンポーン… 優希「あの馬鹿犬、絶対驚くじぇ」 咲「…おかしくないよね」服装チェック まこ「茶菓子は…」 和「ここにありますよ、染谷先輩」 ガチャ… 久「遊びにきたわよ、須賀君!」 優希「久しぶりだな京太郎!」 咲「……」緊張し過ぎで固まり まこ「すまんの、京太郎」 和「お久しぶりです、須賀君」 ばーーーーん…扉が開き 白望「…誰?」 清澄一同「えっ、誰?」 カン! 後日談 良子「……塞は意外に腰にエロスを感じますね」 塞「ち、ちょっとやめてください、お義姉さん!」 健夜「待って塞ちゃん。まだ私を倒してないからそれは認められないよ」 塞「えっ、言いって言ったのは健夜お義姉さんですよ!」 健夜「…忘れてた」 胡桃(…もう少し私にもあれば)胸をペタペタと触り エイスリン「……」胡桃の肩を黙っておいて 白望「…だるい」勝ち誇っていて 豊音「みんな一緒で楽しいよー」 カピー「パカパカ(…私は主と入りたかったんだが」 トシ「…諦めな。見張っとかないとどうなるか解らない」 カピー「パカパカ(…それもそうか」 男湯 京太郎「……なんか寂しい」 カン! 後日談 胡桃「そこ野菜も食べる!」 エイスリン「チキングッド!」 塞「…あっ、それは狙ってた椎茸」 豊音「早い者勝ちだよー」 京太郎「はいはい、まだあるからそんな事で争わないでください」 塞「…ぶー」 京太郎「こっちの白菜も美味しいですよ?」 塞「…ならそっちにしとく」 京太郎「はい」 トントン…京太郎の肩が叩かれて 京太郎「…待ってくださいね、シロさん」 白望「……あーーん」 京太郎「解ってますよ、アーン」 パク…もぐもぐ 白望「美味しい…」 京太郎「ならよかったです」 胡桃「…ずるい」 京太郎「えっ?」 エイスリン「ワタシモ!」 豊音「わ、私も…」 塞「…あーん」 京太郎「…はぁ、仕方ないか」 カン!
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884 :鶏肉 ◆KXdf4vT3Ls :2009/07/04(土) 01 22 15.72 ID ghxM1DkzO 澪「皆どうしてこんなことを・・・」 澪は四肢を縛られ柱に括りつけられていた 唯「どうして?そんなことも分からないの~?」 唯がいつものとぼけた調子で澪の言葉に応じる 紬「澪ちゃんがむかつくからよ」 紬もまたいつもと変わらぬおっとりした調子で答えた 澪「そんな・・・」 しかし二人の目の色はいつもと明らかに違っていた 886 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 01 23 42.38 ID ghxM1DkzO 律「まずは右目からだ」 律もいつもと変わらぬ明るい調子だった、他の二人同様悪意を秘めた眼差しをしていること以外は 澪「嘘だよね・・・律?」 律「ぶつぶつうるせえんだよ雌豚!」 律の手に握られていたナイフが澪の右目に振り下ろされた 澪「ぎゃああああああああああああああああ」 887 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 01 26 11.37 ID ghxM1DkzO 澪「夢か・・・・・・」 澪「そうだよね・・・皆があんなことするわけないよね・・・」 澪「でも妙にリアルな感覚だったな・・・」 澪「!!もうこんな時間、学校に行かなきゃ!」 澪「・・・・・・」 澪「行きたくないな・・・」 888 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 01 28 10.94 ID ghxM1DkzO ―昼休み・教室― 和「どうしたの澪?顔色が悪いわよ?」 澪「う、ううん。何でもない」 澪「あ、そういえば今日は律達が来ないな」 和「本当ね。どうしたのかしら?」 澪「・・・・・・」 889 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 01 30 17.80 ID ghxM1DkzO ―放課後・廊下― 澪「はあ・・・今日は部活に行きたくないな」 梓「あ、澪先輩!」 澪「梓、今日は私部活休むね」 梓「そんなのダメです!」 澪「え?」 梓「あ・・・えーと、とにかく今日は来てください!」 890 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 01 32 40.60 ID ghxM1DkzO 澪「そ、そこまで言うなら行くよ」 澪「それじゃあ、早く行こう梓」 梓「えーと、今はダメです。しばらく私とここで待っててください」 澪「え?何で?」 梓「何でもです!とにかく待っててください!」 892 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 01 35 09.49 ID ghxM1DkzO 澪「(絶対部活に出なきゃいけないのに、しばらく待ってろ?」」 澪「(訳分かんない、何で?)」 澪「(今朝の夢・・・まさか・・・まさかそんなこと・・・)」 ~♪(梓の携帯が鳴る音) 梓「はい。はい分かりました」 梓「澪先輩行きましょう」 893 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 01 38 20.16 ID ghxM1DkzO 澪「(来てしまった)」 澪「(やだな・・・入りたくないな・・・)」 梓「澪先輩どうしたんですか?入りますよ」 澪「う、うん」 澪「・・・・・・・」ガラッ パンパンッ 澪「!?」 894 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/04(土) 01 41 06.39 ID ghxM1DkzO 唯「澪ちゃんお誕生日おめでと~」 紬「おめでとう澪ちゃん」 澪「・・・は?え?」 律「やっぱり忘れてたか。今日お前の誕生日だろ」 澪「あ」 梓「引きとめてすみません。先輩達がサプライズパーティーをしたいって言うから・・・」 さわ子「ごめんね。休み時間だけで準備を終わらせるつもりだったけど、放課後までかかっちゃったの」 896 :鶏肉 ◆KXdf4vT3Ls :2009/07/04(土) 01 48 24.78 ID FNNaV8IC0 澪「皆・・・ありがとう」 唯「はい、澪ちゃん」 紬「私達からのプレゼントよ」 律「開けてみろよ」 897 :鶏肉 ◆KXdf4vT3Ls :2009/07/04(土) 01 50 38.58 ID FNNaV8IC0 「起きろよ雌豚!」 バキッ 澪「ッ!」 女生徒A「ちょっと殴ったくらいで気絶してんじゃねえよ!」 澪「ここは・・・律?唯?ムギ?梓?さわちゃん?」 女生徒B「何寝ぼけてんだよ!」 女生徒C「あたしら前からてめえにはむかついてたんだ」 女生徒D「二度と立ち直れないよう徹底的に痛めつけてやるよ」 女生徒E「まずは右目からだ」 澪「あ・・・ああ・・・」 終わり
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なつのおわり【登録タグ LIPCONE Lily な 曲】 作詞:LIPCONE 作曲:LIPCONE 編曲:LIPCONE 唄:Lily 曲紹介 LIPCONE 氏の 10作目。 絵はcurrypan 氏が手掛ける。 歌詞 十月になり暑さも消えて 秋がもう来たね 毛嫌いしてた夏の暑さも 懐かしく感じるなぁ 今年の夏は楽しいことをしたね♪ 来年の夏も楽しいことはできるかな♪ 夏だ!花火だ!スイカ割りだ! 楽しいことやりましょう 夏だ!暑いな、宿題あるね、、、 遊んでりゃいられない... 夏の暑さも消えていく 来年の夏もまた遊びに行こう! コメント 名前 コメント
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先のアレ、エンディングを変えればこちらにつながる事に気づきました。 で、すでにあるアイモと組み合わせたっと。 でもワイルドフラワーズのほうは書き直していないw ある夜 歌 2 ざわめきと拍手に囲まれて、アルヴィヌス先任上級騎士はリュートを軽くかき鳴らした。 「アルヴィヌス、次を弾けよ」 食堂の人の輪から声が上がる。アルヴィヌス先任は席に着き、リュートを抱いてうつむき、弦を爪弾く。 「そうだな」 応え顔を上げた先任は、不意にルキアニスを見る。 「アモニス、立て」 「はい」 「歌え」 腰を上げてしまってからルキアニスは先任を見た。アルヴィヌス先任はそ知らぬ顔でリュートに目を戻し、やわらかく弦の列をはじくのだ。人の輪からなぜか、おお、と声が上がり、隣でマルクスが笑い始める。ルキアニスは抗った。 「無理です」 「何が良い?大抵のものなら俺は弾けるぞ」 かまわず済ました顔で、アルヴィヌス先任はルキアニスを見返す。 「魔道騎士が歌えない踊れないなんてことは無いだろ」 「ははは」 手をたたいてマルクスが笑う。 「歌うしかないな」 「君だって魔道騎士じゃないか」 ルキアニスは頬を膨らませる。マルクスは少し黙って目を逸らし、斜め上を見上げたあと、もう一度ルキアニスを見て笑みを見せる。何か考えているときの笑みだ。 「いやあ、俺が歌い始めたら止まらないよ?」 「止めないよ!」 「でも聞きたい人がいないぜ?」 そしてマルクスは人の輪へと顔を向ける。 「アモニスの歌なら聞きたいですよね」 うむと応じるざわめきが巻き起こる。なぜかあちこちで拍手まで起こるのだ。ルキアニスは人の輪を見回した。 「無理ですよ」 「アモニスが歌うなら、俺は脱いでもいいぞ」 人垣の中から誰かが言った。 「いりません!」 「じゃあお前が脱げ」 「脱ぎません!」 「わかった、こうしよう」 誰かがまた言う。 「脱ぐか歌うかだ」 「脱げってのはひどい」 マルクスが言う。弦を少しなでてアルヴィヌス先任も応じる。 「そうだな。あとはもう、歌うしかない」 「僕は下手ですよ」 「下手だったら一曲で終わりだな」 「じゃあ、一曲なら」 「ははは」 マルクスが声を上げて笑い出す。 「何よ」 「なんでもない」 「何が良い?」 アルヴィヌス先任がリュートを掻き撫でる。やわらかい音が広がる。ルキアニスは少し考えた。 「じゃあ、アイモを」 おお、と人垣から声が上がる。アルヴィヌス先任もなぜか少し笑った。 「難しいですか?」 「いいや、俺は平気だ」 早く歌って終わらせてしまおう。ルキアニスはうつむき、大きく息を吸い込んで面を上げる。見つめられていると張り詰めてしまいそうで、ルキアニスは目を閉じる。アルヴィヌス先任がリュートを弾き始める。 「君よ、君よ、愛する人よ、打ち鳴らせ、今勝利の鐘を。ここは新たなわれの国」 同胞に呼びかける歌だ。勝利と共にもたらされる神の国を祝う歌だ。旗を天に向かって振りかざせと。勝利とともにもたらされた、新たな国を示すために。この地が続くその果てまで、一つの教えの名の下に、蒼空の続く限り、それを響かせるために、と。 「進め、広き沃野 誇り高き名を抱いて。飛べ、青き空 眠れる力呼び覚ませ」 そう、神の敵を打ち倒す雷とともに進めと。教えの導きから、生み出される力を呼び覚ませ、と。流星を降らせと、もって敵を打ち破れ、と。焼き尽くせと。無明のものらを切り伏せ、神の名とともにある、久遠の光をもたらせ、と。我ら教えの下にあるものより、捧げよと。我らの手に下し給う、と。 「結ばれし民よ、流星とともに、炎もやせ、炎燃せ。闇を切り裂いて、永久の栄光を、我らの手に、我らの手に」 すべてのものは捧げものであり、その供物は神の国のためのものである、と。すべては神の下に捧げられ、報われるのだ、と歌った。 そして呼びかけるのだ。堅信の秘蹟を受けた輩よ、君よ君よ、堅信の共よ、振りかざせ、いま神の旗を、と。 「君よ、君よ、堅信の共よ、振りかざせ、いま神の旗を、ここは新たな神の国」 言葉とともに吐き出して、代わりの気を大きく吸い込む。もう一度吐き出しながら、ルキアニスは静まり返った辺りを見回した。 それからそっと両手を体の前にそろえ、席へとついた。 「何だよ?」 隣からマルクスが覗き込みながら言う。 「もう終わりかよ?」 「うん」 ルキアニスはうなずいて、うつむいた。 「もういいじゃない」 うつむくころ、ようやくざわめきが辺りに起きはじめる。それは少しずつ大きくなり、やがて驚くほど大きな歓声と拍手へ変わっていった。
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レッドレーサー(2nd) 種類:Sユニット カテゴリ:オーバーテクノロジー BP:4000 SP:! 必要パワー:1 追加条件:なし CN:4 特徴:レッド/男/2nd テキスト: ※これが自軍エリアにある間、自分のユニットカードの必要パワーの数字は1増える。 【ツインソード・ツインカムクラッシュ】「SP1」 敵軍バトルエリアから、本来のBPが2000か、必要パワーの数字が2か、ナンバーが2のユニットを1体選び、撃破してもよい。 フレーバーテキスト 俺は“レーサー”!一着は譲れん!―叫んで飛び出す彼を、味方の誰もが呆然と見送った。 イラストレーター:Mitsuhiro Arita レアリティ:レア 作品:激走戦隊カーレンジャー 収録:紅き六戦士の帰還 自販:パック Q A Q1 「RS-375 レッドレーサー(2nd)」の「これが自軍エリアにある間、自分のユニットカードの必要パワーの数字は1増える」という効果は、「RS-352 ダイデンジン」の効果【ダイデンジンブーメラン】で参照するパワーゾーンのカードにも効果を及ぼしますか? A1 はい、パワーゾーンのカードにも効果を及ぼします。 Q2 「RS-375 レッドレーサー(2nd)」の「これが自軍エリアにある間、自分のユニットカードの必要パワーの数字は1増える」という効果は、「RS-356 デンジイエロー」の効果【ハンマーパンチ】で参照する、すでにラッシュされているユニットの必要パワーの数字にも効果を及ぼしますか? A2 いいえ、効果を及ぼしません。ラッシュされて「ユニット」として扱われているものは「ユニットカード」を対象にした効果を受けません。 Q3 「RS-375 レッドレーサー(2nd)」の「これが自軍エリアにある間、自分のユニットカードの必要パワーの数字は1増える」という効果は、「RS-377 ギンガグリーン」の効果【キバショット】の発動時に参照する、コマンドゾーンのカードにも効果を及ぼしますか? A3 はい、コマンドゾーンのカードにも効果を及ぼします。 Q4 「RS-375 レッドレーサー(2nd)」のテキストにある「これが自軍エリアにある間、自分のユニットカードの必要パワーの数字は1増える」ですが、これは既にラッシュされているユニットの必要パワーも対象になりますか? A4 いいえ、「ユニット」として扱われているものは対象になりません。「RS-375 レッドレーサー(2nd)」のそのテキストは、「ユニットカード」として扱われているもののみを対象とします。 Q5 自軍エリアに「RS-375 レッドレーサー(2nd)」が1体あり、自軍パワーゾーンに「RS-375 レッドレーサー(2nd)」のカードがあるとき、そのどちらのカードも必要パワーの数字が1増えていることになりますか? A5 いいえ、パワーゾーンにある「RS-375 レッドレーサー」のカードの必要パワーだけが1増えていることになります。 カード評価 2弾で参戦したレッドレーサーの2ndカード。2弾のレッドレーサー(以下、1st)と比べ、2ndになってBPはそのままで必要パワーが1少なくなり、能力もSP1になるだけでなく除去に使える効果も付いてパワーアップ。【ツインソード・ツインカムクラッシュ】はフレーバーテキスト通りに2に関係する数値を持つユニットを除去というちょっと変わった効果。 1stであったバトルエリアにラッシュ、ラッシュしたターンアタックとストライクが出来ないというデメリットも消えたが、その代わり自軍がラッシュに必要なパワーが1増えるというかなり痛いデメリットが新しく追加された。 必要パワーが上がるのはパワーゾーン、コマンドゾーン、手札、山札、捨札、常駐置き場のユニットカード。ラッシュされると「ユニットカード」ではなく「ユニット」になるので効果は消える。ちなみにこのデメリットは重複するのでこのユニットが2体いれば必要パワーは2上昇する。 ダイデンジンやエンジンオーの効果はカードの必要パワーが高いほどよいので、このデメリットが逆にメリットになる。 関連カード レッドレーサー(1st) 特徴「レッド」関連 特徴「男」関連 コメント 名前 コメント
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魔理沙は道を歩いていた 果てしなく続く道を歩いていた 道は地平線の彼方まで続いていた 地平にいたるまで、一切なにもなかった 気が付くとそこは草原だった 魔理沙は右を見た 何もなかった 魔理沙は左を見た 何もなかった 魔理沙は後ろを見た 何もなかった ただただ平坦で単調な草原が永久に繋がっていた 非現実的だった 風が吹いた 草原が波打った 強い風だった 魔理沙は帽子を吹き飛ばされないよう 反射的に手を頭にやった 帽子がなかった 両の手が手ぶらであることに気が付いた 魔理沙は懐を確かめた 八掛炉がなかった スペルカードがなかった 風は永久に魔理沙の頬を撫でた 魔理沙は歩いた 道はどこまでも続いていた 太陽が傾き、沈み、そしてまた顔を出した 魔理沙は何かがおかしいことに気が付いた 何かが以前と違うことに気が付いた それは見えなかった だが確かにあった いつの間にか いや、おそらく最初から 魔理沙のすぐそばにそいつはいた そいつはだんだんと巨大化していった 魔理沙の一歩ごとにそいつは膨張した 魔理沙のひと呼吸ごとにそいつは肥大した ひと時も待ちはしなかった ただただ、そいつは、膨れ続けた 魔理沙は怖くなった 視界にはなんの変化もあらわれなかった だがそいつは確かに居た 周囲を見回してもいっさいなにも見当たらなかった だがそいつは確かに居た 魔理沙は自分の知覚が異常なのではないかと疑った だがそいつは確かにいた 魔理沙は怖くなった そいつはだんだんと巨大化していった 太陽が傾き、沈み、そしてまた顔を出した 魔理沙は何かがおかしいことに気が付いた 何かが以前と違うことに気が付いた そこは人の手が加えられた道だった 砂利が敷き詰められていた その道は、曲がりくねって木々の間へ消えていた 気が付くと魔理沙は森の中だった 森の中の道を歩んでいた 魔理沙は右を見た 鬱葱と生い茂る木々がどこまでも続いていた 魔理沙は左を見た 鬱葱と生い茂る木々がどこまでも続いていた 魔理沙は後ろを見た そいつは確かにそこにいた 前よりも巨大化していた 何も見えなかった だがそいつは確かにそこにいた 魔理沙は叫んだ 狂ったように叫んだ 叫んで走り出した そいつから逃れるために 道はどこまでも続いていた 太陽が傾き、沈み、そしてまた顔を出した 魔理沙は何かがおかしいことに気が付いた 何かが以前と違うことに気が付いた 鳥居があった 魔理沙はそれをくぐった 鳥居以外には何もなかった 気が付くと魔理沙は神社にいた 鳥居以外には何もなかった それでも魔理沙はここが神社であると思った 魔理沙は右を見た 何もなかった 魔理沙は左を見た 何もなかった 魔理沙は後ろを見た そいつは確かにそこに居た 「どうしたの?」 不意に声がかけられた それは霊夢だった 霊夢が魔理沙に語りかけていた 「変なやつがついてくるんだ」 魔理沙は訴えた 「そう」 霊夢はそれだけ言った 魔理沙は訴えた 霊夢は無表情だった 魔理沙は訴えた 霊夢はそいつに気づかなかった 魔理沙は訴えた 霊夢はいつの間にかそいつと置き換わっていた 魔理沙は叫んだ 霊夢だったそいつは何も聞いていなかった 魔理沙は叫んだ 霊夢だったそいつはもう何も聞いていなかった 魔理沙は右を見た 相変わらずやはりそこには何もなかった 魔理沙は左を見た 相変わらずやはりそこには何もなかった 魔理沙は後ろを見た そいつは確かにそこにいた 魔理沙は走った 鳥居は遥か彼方に消えていった 魔理沙は走った そこには何もなかった ただそいつだけが そいつだけがただ巨大化し 肥大し ふくれあがり 魔理沙はいつ自分が飲み込まれるのか気が気ではなかった 魔理沙は部屋にいた 魔理沙は湖にいた 魔理沙は香霖堂にいた そいつはやはりそこにいた どこまでも追いかけてきた 大勢と出会った 知らないやつもいた 誰もそいつに気づかなかった そいつがそのまま大きくなっていけば とりかえしのつかないことになるのに 誰もそれに気づいていなかった 誰もそれに気づいてくれなかった 魔理沙はそこにいた 視覚できなかった なにもなかった そこにはなにもなかった だがそいつがいた そいつは確かにそこにいた 魔理沙とそいつ以外の何もそこには存在しなかった 魔理沙は右を見た そいつは確かにそこにいた 魔理沙は左を見た そいつは確かにそこにいた 魔理沙は後ろを見た そいつは確かにそこにいた 魔理沙は狂ったような叫びを上げ 頭を抱え かきむしり ふりまわし 叩きつけた そいつは無慈悲にそこにいた 魔理沙の一歩ごとにそいつは膨張した 魔理沙のひと呼吸ごとにそいつは肥大した ひと時も待ちはしなかった ただただ、そいつは、膨れ続けた もうやめてくれ、もういやだ!お前は何なんだ!なんでそこにいるんだ! お願いだ!消えてくれ!消えろ!いなくなれ! そいつは無慈悲にそこにいた 魔理沙は 「うわああああああああ!!!!!!」 魔理沙は叫んで飛び起きた そこは図書館だった パチュリーが安楽椅子の上で目を見開いて魔理沙を注視していた 小悪魔が何事かと怯えていた 魔理沙は右を見た えんえんと続く棚と図書で満たされていた 魔理沙は左を見た えんえんと続く棚と図書で満たされていた 魔理沙は後ろを見た そいつは消えていた パチュリーが尋ねた 「な、何よ魔理沙、一体」 魔理沙は怯えた声で答えた 「こ・・・こわいゆめをみただけだ」 パチュリーは安堵の溜息を漏らし、やや怒ったように言った 「こ・・子供じゃないんだからそんな事で大声出さないで」 魔理沙は紅魔館を後にした 「イヤな夢だった・・・」 氷精や門番の声も、もう耳に入らなかった。 魔理沙は右を見た 紅魔湖があった 魔理沙は左を見た 遠く人里へ続く山稜が見えた 魔理沙は後ろを見た そいつは確かに― 魔理沙はベッドで横になっていた 知らない部屋だった 洋風なところを見るに紅魔館だろうと思った 魔理沙は右を見た 壁だった 魔理沙は左を見た 窓の外は夕暮れだった 魔理沙は無理な姿勢をして後ろを見た 鳥居があった 草原が波打っていた でありながらそこには何もなかった そいつが確かにそこにいた 魔理沙は獣の断末魔のような悲鳴を上げた ドアが勢いよく開け放たれた 咲夜と美鈴が飛んできた 「どうしたの魔理沙!」 咲夜が叫んだ 「草原が!鳥居が!あいつが!」 魔理沙は叫んだ 魔理沙は訴えた 魔理沙はしまったと思った 咲夜も美鈴もそいつには気が付かなかった 魔理沙は縛り上げられた 暴れるからという理由で縛り上げられた 魔理沙は永遠亭へつれていかれた 竹林があった 魔理沙は右を見た 竹林がどこまでも続いていた 魔理沙は左を見た 竹林がどこまでも続いていた 魔理沙は後ろを見た そいつは確かにそこにいた 「幻覚?」 ならいいと思った 月の頭脳は何もないと言った 彼女もまたそいつには気が付かなかった そいつは確かにそこにいた 太陽が傾き、沈み、そしてまた顔を出した 魔理沙は何かがおかしいことに気が付いた 何かが以前と違うことに気が付いた そこはもう幻想郷ではなかった 同じような光景がどこまでも続いていた 何もなかった そいつがいた それでありながら何もなかった 矛盾していた だが確かに何もなかった 何もないにも関わらずそいつがいた 「おまえはなんなんだ」 魔理沙は消えそうな声で言った そいつは問いかけに応えなかった ただそいつはそこにいた そいつは確かにそこにいた 魔理沙は見た そいつの中を見た そいつが肥大する原因を理解した そいつは無限に肥大する情報系で そこでは無数の魔理沙やその他の幻想郷の住人たちが 飽くなき虐めを受け続けていた 魔理沙は紅魔館勢に取り巻かれ褒め殺しにされていた 魔理沙はひんむかれてひんひん泣いていた 魔理沙は部屋のガラクタを全て捨てられていた 魔理沙は押されるべきところを押されないで放置されていた 魔理沙は洋食しか食べさせてもらえなかった 魔理沙は霊夢に徹底的にいじめられていた 魔理沙はヘタレていた 魔理沙はアリスに刺されていた 魔理沙はチキンブロスにされていた 魔理沙は家から出られなくなって観察されていた 魔理沙はボンテージを着せられていた 魔理沙は実はちゆりでいつの間にか消えた 魔理沙は失明していた 魔理沙はお人形にされていた 魔理沙は霊夢を喰らった 魔理沙は「キャー」と叫んでバカにされた 魔理沙は最強に強まったマジックアイテムを衝動買いしていた 魔理沙は数独問題集を簡単に解いていた 魔理沙はキノコの毒でしびれて死んでいった 魔理沙は剥製にされていた 魔理沙は咲夜をおねえちゃん呼ばわりしていた 魔理沙は火葬されかけた 魔理沙はお尻をひっぱたかれて泣いた 魔理沙はアホ毛に群がられて墜死した 魔理沙は辛いものを全身に浴びたうえでアリスに舐め上げられた 魔理沙はアリスが噴出した牛乳を顔面にもろに浴びた 魔理沙はパチュリーにカンテラで後頭部を殴られて殺された 魔理沙はラングだった 魔理沙はスペアリブになった 魔理沙はJAS○ACに詰め寄られた 魔理沙は苛性ソーダと塩酸を浴びて妖怪扱いされた挙句霊夢とアリスに刺された 魔理沙は・・・ 「まだ・・・続くのか・・・」 魔理沙はすべてを目の当たりにしていた ひたすら虐め続けられる自分を、自分たちを 目の当たりにして絶望していた そしてそいつは確かにそこにいた 「そうだ。スレが続く限り永遠に」 そいつは スレ住人たちだった こうして幻想郷の女の子を虐めるスレは4スレ目に入り 変態的なスレ住民たちはますます活気づき 魔理沙は膨れあがる恐怖のスレッドにおののいたのである おわらない 意外と面白かったな、これw 童話とかに良くあるような、繰り返しが使われていて どうもっていくのかと思ったらそう来るとはw しつこいかとも思ったけど、スレにいる住人の幻想を 全部浴びれば狂うに違いないさ。 後、結構知ってるのか、書いた人と見てるのが被ったのか、 有名どころを選んだのかは知らないけど、かなり同じのばっかりだったw (長文スマソ -- 名無しさん (2009-01-10 13 09 00) まるで長い詩みたいだな リズム感があって読みやすいし、面白い -- 名無しさん (2009-01-20 21 54 38) 苛性ソーダと塩酸浴びたら中和されるだろ -- 名無しさん (2009-01-30 22 19 02) 別々の位置に浴びたのかもしれぬ -- 名無しさん (2009-02-02 01 30 26) 浴びてる以上かかるまでの間に全部が均一に混ざって中性になってからかかるとは考えにくい -- 名無しさん (2009-02-03 21 52 15) 魔理沙がラングになっていて久々にワロタwww -- 名無しさん (2010-01-19 13 02 49) 何かマリサ壊れそうですね。もしかして心病んでたりして(笑)。 -- 外道 (2010-01-19 17 55 55) JASRACw -- 名無しさん (2010-03-14 14 14 26) Q.貴方は何故魔理沙を虐めるのですか? A.そこに魔理沙がいるから -- 名無しさん (2010-03-14 20 03 59) ↑真理だ -- 名無しさん (2010-04-01 10 33 25) 何故かトミノの地獄を思い出した -- 名無しさん (2010-04-01 11 01 31) 魔理沙はヘたれていたwww -- 名無しさん (2010-08-11 18 53 12) 魔理沙はスレの中では一番いじめられてる -- 名無しさん (2010-08-13 18 56 39) キャラ×キャラでは30もあるもんな -- 名無しさん (2010-11-01 14 49 43) 別に数独は虐めじゃないじゃん。 -- 名無しさん (2011-06-13 08 35 10) 肉体的ないじめよりこっちの方が酷いですね… -- 名無しさんでいい (2013-12-21 07 50 04) 私の声が聞こえる全ての魔理沙に言う、 絶望してはいけない。 その方が面白いから。 -- 名無しったら最強ね! (2015-07-01 18 51 34) 洋食しか食べさせてもらえなかったとかww いじめでも何でもないww -- 圧倒的無力感 (2015-07-30 12 53 26) 誉め殺しってw -- 名無しさん (2015-08-02 14 56 11) 無限に続く無間地獄 -- 名無しさん (2016-02-29 03 17 07) 名前 コメント
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元ネタ:Sparkling Daydream(中二病でも恋がしたい! ZAQ) 作:ヤジオーディエンス Who s known for cheating on your spouse? 極楽味あわせてから 懲らすまでに ずっと我慢してたの 知ってる? ホントは殴りたい旦那を見て 「どうしたの?」って聞いてくるの わかっているの 何気ない風の白々しさ うとましいから 見せないでくれる? 後に引けないほど痛い目に合う もう逃げられない ※嘘ならたくさんつく 結婚しててもまだやりたい 君がそうだった プリの欲情だね 耐えかねそうな旦那に 気づかずにやってる 理想も妄想も現実も 何も区別出来ていない 浅ましい女よ Who s found to be cheating on you? 偶然 気づいた汚嫁の顔に もう一度見ちゃったとき 確信に変わった そんな時 夫婦の意味はなくて 離婚のために 証拠探して 痛みねじ伏せるように 現実直視 もう終わりと 覚悟決めたなら 臆病なサレ夫すら 突き詰めているよ 凸を決めた朝 驚く嫁見下し 怒鳴りつてラリも冷め 言い訳並べる プリは情けない 同じ家に住んでた こんな馬鹿は他にない 混迷と釈明が巡る 不法行為と突き放し さよなら汚嫁よ 偽装も上等で不誠実 どんな理由で上手くいくと あいつらは思い込んでる だけどばれたら分かるの 旦那はもう調べてる ※繰り返し 検索タグ アニメ フルコーラス 不倫サレ ヤジオーディエンス メニュー 作者別リスト 元ネタ別リスト 内容別リスト フレーズ長別リスト
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小鳥「ちょっと!どうしたの、その包帯」やよい「…」 執筆開始日時 2012/06/14 元スレURL ログ速URL 概要 やよい「私に…構うな」 小鳥「え?」 やよい「もう、誰も傷つけたくはないんだよ!」 小鳥「よくわからないけど、そんな巻き方じゃ治る傷も治らないから、ほら見せて」 やよい「や、やめろ!私に触るなっ!」ジタバタ 小鳥「あ、こら!暴れないの!」 小鳥「伊織ちゃん!ちょっとやよいちゃんを抑えつけて!」 タグ ^音無小鳥 ^高槻やよい ^水瀬伊織 ^邪気眼 ^厨二病 まとめサイト インバリアント SSウィーバー
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Side A 日本に帰ってきて、これから武道館への準備も本格的になってくるというある日 それは、突然だった 「今まで、ありがと」 「どうしたん?急にぃ」 「あたし、大丈夫、、なったからさ…」 キスをした後、困ったように笑いながら、その先の言葉を続けようとするのっち その表情に、嫌でも内容が予想できた 『のっちが大丈夫思うまで…』そう言ったのはあたしだもん でも、やだ…待って… 先を聞きたくないあたしは、そう言いたいけど、そんな権利はないんだ 「もう、止めよ…」 ドクン… いつかくると分かっていた時 だけど、もしかしたら…なんて淡い期待も心の片隅で感じていたのに のっちの言葉で脆くも消え去った 「ぅん…分かった…」 分かんないよ… ホントは嫌だよ… もっと、のっちと居たいよ… だけど、思い留まらせようと思ったって、元々そういう関係じゃないんだもん のっちが大丈夫って言うなら そう、返事するしかないじゃん 「我儘ばっかで、ごめんね?」 「我儘なんて、思ったことないけぇ…」 どうしよう、泣いちゃいそうだよ… 泣いたらのっちを困らせちゃうのに… 「かわりに、今日はあ〜ちゃんの我儘、なんでもきくけぇ…」 「なん、でも?」 「そう、なんでも」 あぁ…ダメだ… 「じゃあ、ここから帰るまで…」 「うん…」 「のっちと、恋人に、、なりたい…っ」 涙と一緒に想いが零れだす こんなの、ホントにただの我儘だ なのに、なんで… 「うん、分かった…」 なんで、そんなに優しいの? そんなの、ズルイよ… ただただ見つめるあたしの涙を舐めとっていくのっち 次から次へと溢れる涙を、何度も舐めながら次第に目元へたどり着く舌 そして瞼に口付けてくる 「ん、のっち…」 「あ〜ちゃん…」 「なんで?」 「ぅん?」 「なんで、優しくするの?」 「…あ〜ちゃん好きだからw」 それ、本気なの?判んないって… でも、もし本気なら… 「だったら…優しくなんて、しないでよ…」 あたしが大丈夫じゃなくなるから 「壊れるくらい…愛して…」 最初で最後の恋人 そのすべてを刻み付けてよ いっそのこと、心ごと壊して欲しい そしたら、悲しいなんて思わなくてすむでしょ? 「あ〜ちゃんっ」 ぐっと抱きしめられた ホントにぐっと… 「お願い、壊して…」 湧き水のように溢れた気持ちを、今はもう、自分でも止められない のっち、ごめんね?今日だけだから、あたしの我儘…お願い… 「あ〜ちゃん、ごめん…愛してる…」 何で謝るの?そう聞きたかったけど 一言呟いたのっちの深い口付けが、あたしの呼吸を奪っていく 今夜限りの『愛してる』を何度も刻み付けて 最近優しかったその行為は、あたしの言葉通り、何度もあたしを壊しに掛かってきた その度に、あたしの意識は飛んで、壊れそうになる だけど、どんなに激しくても、その中でハチミツ一さじ程の甘い優しさを感じてしまうから それだけで、結局あたしの心は最後まで壊れることはなかった、 何度目か意識が飛んだ後、気がつけば朝を迎えていた まだ肌が触れ合う距離にのっちがいる きっと、もう触れる事のないその頬に そっと手を伸ばした —つづく—